チラシ・名刺を自分で作る時の注意点|一度は挑戦してみて、それでも困ったらプロへ
最近はCanvaやWordを使って、自分でチラシや名刺をデザインし、ネット印刷で仕上げる人が増えています。コストを抑えられるし、テンプレートも豊富なので簡単に「それっぽい」ものが作れる時代になりました。まずは自分で作ってみるのも素晴らしい選択です。しかし、いざ印刷してみると「思ったより色が違う」「切れてしまった」「なんだかバランスが悪い」と感じる方も少なくありません。
今回は、自作に挑戦してみる価値と、知っておきたい注意点、そして「ここから先はプロに任せてもいいかな」と感じるタイミングについてお話しします。
ネット印刷の魅力
- 誰でも挑戦できる:パソコンとネット環境があれば誰でも制作可能。
- コストが抑えられる:デザイン料がかからないので印刷費だけで済む。
- テンプレートの充実:Canvaなどでは豊富なテンプレートがあり初心者でも安心。
- スピード感:入稿すれば数日で届く手軽さ。
まずはこれらの魅力を活かし、自作を試してみる価値は十分あります。
自作でよくある“あるある”トラブル
色味が違う
画面上と印刷物では色の再現方法が異なるため、「鮮やかだと思った色が暗い」「くすんでいる」と感じることがあります。RGBとCMYKの違いを知らないまま入稿すると色味にギャップが出やすいです。
断裁ズレ
「ロゴが切れてしまった」「余白が変になった」というケース。印刷では塗り足しやトンボ設定が必要で、これが分からないと仕上がりが不自然になります。
フォントやデータの問題
印刷所が対応していないフォントや画像解像度不足で、文字が置き換わったり、写真が荒くなったりすることもあります。
意外と時間がかかる
レイアウト、色味調整、文字組みなど「ちょっとした調整」に時間がかかるため、想像以上に工数がかかることも。
それでも“やってみる”をすすめる理由
- コストを知れる:印刷や制作の工程を理解できる。
- スキルアップ:自分で作ることでデザインの基礎が身につく。
- 試作には最適:少部数やお試しの制作なら十分役立つ。
実際に自作してみることで、プロに頼むときにも「どこに価値があるのか」が分かりやすくなります。
プロに任せると安心なタイミング
- 重要な販促物や初めての名刺など、印象が大切なもの
- 大部数の印刷やイベント用など、失敗できないケース
- ブランドイメージを統一したいとき
プロは写真や文字の配置、行間・字間の調整、印刷設定など細部まで仕上げます。ちょっとした調整で「見やすさ」「印象」が大きく変わります。
まとめ
まずは自分で作ってみる、それでも「思ったようにいかない」「時間がかかりすぎる」と感じたら、その時がプロに頼むタイミングです。自作の経験があるからこそ、プロの価値がより伝わります。販促物や名刺など、大切な場面では安心感もセットで得られるので、必要なときにぜひ活用してみてください。

